今更だけど・・・若冲×大野智

4日間連続した『若冲ラクルワールド』堪能しました。なかたにさんの落ち着いた感じはとても聞きやすかった。ナレーションさとしでもよかったんじゃないかとも思ったけどそんなこと吹っ飛ぶくらい面白かったです。進行する声のトーンや話し方がしっかりしてたからやっぱりできる男なんだよ、さとしって。
若冲って当時相当変わった人に見られていたんじゃないかぁー。あらゆるものに愛情注いで観察して表現することに貪欲、新しいのものを感性のままに挑戦するお江戸のパイオニア。そんな印象を受けました。何度見てもリアルすぎる鶏たちは気持ち悪くて怖かったけど4日目(だったかなぁ?)の白黒のふすまの絵にはド肝ぬかれました。計算尽くされた月明かり。感動しました。もともと「お月さま」が大好きなせいもあるけど余計にテンションあがりました。より深く気持ちが動きました。これをみれただけでもこの番組を見てよかったッ!と思います。
いつもは口数も少なくオフってるさとしが自分の言葉で感じたままに話すのが印象的。私のようなド素人が気づかないところにまでよく気づいて本当に好きなんだなって。さとしは表現する側の人だから感じることが多いんだろうね。若冲と向き合うと目がキラキラ輝いてて「若冲をもっと知りたい。知って欲しい。」というさとしの気持ちが伝わりました。対談形式で専門家とお話しするシーンも本当に面白かったです。さとしと先生の話をきいて「なるほどねー。」と何度思ったことか。疑問があとからあとからわいてきて探究心というか好奇心というか知識欲(っていうのかな?)旺盛でしたね。いつものさとしなのに「アーティスト大野智」でした。惚れ直したよ!
思いがけずとても楽しい時間でした。さとしのおかげで今まで知らなかった世界に出会うことができました。